遅咲きの狂い咲き

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zoom RSS Beatlesを君に −その3−

<<   作成日時 : 2010/11/28 21:37   >>

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Beatlesを君に。全10曲のうちの5,6曲目。

Tomorrow Never Knows (1966)

7枚目のアルバム「Revolver」の最後を飾るJohnの曲。Revolverを象徴する曲とされる。

Beatlesが初めて時間と心の余裕を持って製作に入ったアルバムで、最初にレコーディングした曲。初めての休暇の間の、LSDによる幻覚症状がもたらすパワーの体験、そしてトリップ状態の目に移るカオス的ヴィジョン。これを、テープループを用いて表現しようとした実験的でサイケデリックな曲。

エフェクトがかけられた不気味なボーカル、低く唸るドラム、(ポールの提案らしいが)カモメのような摩訶不思議なサウンド、同じメロディーを繰り返すだけの単調なメロディーライン・・・。

どれもこれもがそれまでのBeatlesとはまったく違う世界にリスナーを誘う。かつて素晴らしかったJohnのボーカルは、もはやサウンドの一部でしかない。Johnの興味はほんの1年前まではソングライティングとリリック表現にあったはずだが、この時点では未知のサウンドへの希求となっている。

Paulが、Eleaner Rigby、Yellow Submarine、 Here,There and Everywhere、 For No One、 Got To Get You Into My Lifeなど、幅広い作風の素晴らしい曲を数多くアルバムに提供し、誰が見てもPaulのBeatlesにおける存在感が増してきたのがわかるこの時期。

ただ、このTomorrow Never Knows1曲の存在でJohnがPaulを大きく引き離したと言える、そんな高い頂にある1曲。まるで古さを感じさせないこの曲の凄みをぜひ楽しんでほしい。この曲を当時の人が初めて聞いたとき、どれだけ時代の最先端の凄みを感じたかを想像しながら・・・。

(ちなみに、僕のiTunesに入っているBeatlesの曲の再生回数を調べたら、この曲が全曲で1位だった。それくらい何度も聴いた曲)





Rain (1966)

シングル「Paperback Writer」のB面に収められた曲で、Johnの曲だが一部Paulも作曲に参加している。Revlolverのレコーディングセッションの中でレコーディングされた。

先にあげたI'm Downもそうだが、BeatlesのシングルB面曲のレベルはものすごいのだ。

そもそも、Beatlesは基本的にシングル曲をアルバムに入れない。それこそ、初期ではShe Loves YouやI Want To Hold Your Hand、I Feel Fineなど、後期ではDay Tripper, Hey Judeなどのシングルはオリジナルアルバムに入っていない。また、JohnとPaulの力が拮抗するようになってからは両A面扱いのシングルが多く、もはやA面・B面の違いも意味をなさない。レコード会社側の都合で後からアルバムに入れられてしまったが、JohnのStrawberry Fields ForeverとPaulのPenny Laneを両A面にしたシングルは、ロック史上で最大最強のシングルだろう。

そこで、PaulのPaperback WriterのB面に収まっているこの曲だ。

Revolver期というより、先にあげたTomorrow Never Knowsのレコーディングの1週間後にレコーディングされていることもあり、同様にサイケデリックな雰囲気が前面に出ている曲だ。テープの逆回転などの実験的要素も同様。ただ、Revolverに収められている曲よりも、曲そのものがポップな感覚を有していて、革新性とポップさがうまく融合しているという意味ではRevoloverの曲群を超える傑作だといえる。

この曲の一番の聴き所は、Ringoのドラミングだろう。

どう考えてもBeatlesの曲の中でも最高の出来。強くたたきつける雨を表現したかのような、不規則だが迫力のあるスネアの連打がたまらない。Ringoの、JohnとPaulの出方を伺いながら醸し出す独特のグルーブがないとBeatlesの曲は完成しないが、この曲でのRingoの存在感はすごすぎる。

そしてもうひとつの聴き所が、まるで歌っているかのように動きのあるPaulのベースラインだ。途中の早弾きも含めてこんなにベースがよく動く曲は他になかったんじゃないかな。

Johnが見たであろう幻想的な世界に、この曲を聴きながら飛び込んでみよう。

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