遅咲きの狂い咲き

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zoom RSS Beatlesを君に −その1−

<<   作成日時 : 2010/11/27 23:51   >>

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Beatlesを君に。全10曲のうち1、2曲目。

I Saw Her Standing There (1963)

The Beatlesの記念すべきデビューアルバム「Please Please Me」の冒頭を飾る、Paulが歌う8ビートの痛快ロックナンバー。

で、初めてこの爽快な曲を聴いた時の疑問。

「なぜ、Beatlesのデビューシングルはどう考えても『駄作』のLove Me Doだったのか??」

なぜなら、こっちの方が全然かっこいい。。。既にこの曲も2枚目のシングルであるPlease Please Meも完成していたのに、なぜあえてLove Me Doを。。。
(あの曲があらゆる「ベスト盤」の1曲目を飾ることで、多くのBeatles初心者が「Beatlesダサい」って思ったに違いないのだよ。。。)

そこで、ぜひこの曲、I Saw Her Standing Thereを聴いてほしい。今となっては「普通」のロックナンバーに聴こえるかもしれないが、Beatlesが世に出る前は、ロックンロールははっきりいってダサい音楽になっていた。Beatlesが参照していたチャックベリーもラリーウィリアムズもJazzの残り香がリズムに残っていて、どことなく古臭かった。そこに、このJazzのスイゥング感を排し疾走するRingoの8ビートドラムだ。当時初めてこの曲を聴いた人は、新しい時代の幕開けに驚いたに違いない。

演奏が粗いと思うのは仕方ない。当時はアルバム軽視の時代で、アルバム「Please Please Me」はシングル用に録音された曲以外の10曲はたった1日、すべて一発録り(全員同時に演奏)でレコーディングされたのだから。。。

ちょっと大袈裟かもしれないが、21世紀を生きる僕らが知っている「ロック」を最初に世に送り出した記念すべき1曲。





No Reply (1964)

The Beatlesの4枚目のアルバム「Beatles For Sale」の冒頭の3曲、いわゆる「負け犬三部作」の1曲目。

Beatlesがデビューしてから特に最初の4枚は、完全にJohnのアルバムだ。例えば3枚目の「A Hard Day's Night」に至っては13曲中10曲がJohnの曲。時間に追われる中、たった2週間で7曲を新たに作曲、録音しなければならないという状況に置いて、Johnは毎日のように次々と名曲を生み出していく。

しかし、最初の4枚がJohnのアルバムだというのは、曲数以上に、ボーカルのクオリティにおいてだ。Paulや(当然に)Georgeを凌駕している。Johnが歌うからこそ「持っている」曲もたくさんある。後年、Johnの声がサウンドの一部として無機質化していくのを考えると、この頃のJohnは、ロックンロールからバラードまで、実に多彩に、情感を持った歌い方をしている。20代前半の若者とは思えないほど成熟している。

一方でボーカルについて言えば、「A Hard Day's Night」と「Beatles For Sale」を出した64年ほど、John、Paul、Georgeのコーラスワークが冴えわたった時期もない。メンバーそれぞれがマイクを分け合い、競うようにして声を枯らす姿。最高にクールだ。

そこでこの曲。何度言っても浮気をやめないガールフレンドに向けて、罵り、懇願するという、Johnの真骨頂のような曲。"This happened once before(まただよ・・・)"とイントロなしで歌いだした瞬間に、そのストーリーを伝えきるのは見事。

Johnのザラついた哀愁のあるボーカルが印象的だ。と、思いきや、軽快なバースから突然シャウトに変わり、サビに向かってPaulとともに力強く上昇していく。ハンドクラッピングと共に高揚の伴うサビに至るに、ロマンチックで切ない恋心を歌っただけの曲が、完璧な構成とパワフルなメロディーを持つ、完成度の高い曲であることに気づく。

そして、この頃を最後に、ロック・カントリー・R&Bなど様々な既存の(ただしビートルズ流にアレンジされた)フォーマットに乗せて、若者のたわいのない恋を歌う曲は、姿を消していく。

No Replyは、初期のBeatlesの魅力がつまった曲だ。

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