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zoom RSS タンザニアの教育問題:MBAコンサルティングプロジェクト

<<   作成日時 : 2009/09/04 21:54   >>

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OxfordのMBAでは7・8月の2ヶ月間は特定の団体・企業のコンサルティングをするプロジェクトを行うのが主流なのだが(僕の場はBlastbeatのコンサルティングがそれにあたる)、昨日タンザニア支援プロジェクトから帰ってきた友人の話がおもしろかったのでメモがてらにご紹介。

マクロ指標でみれば近年はどちらかというと貧困国の中では経済が安定してきて優等生として見られているタンザニア。ただし、起業家精神がまるでなく、経済活動が活発化しないという問題に取り組むために、僕らの友人がタンザニアに調査にいったというわけだ。

(ちなみにこのプロジェクトのクライアントはなんと「個人」。Blackstoneという世界トップクラスのプライベートエクイティファームでひと儲けした方が個人的な意向で資金を拠出しているらしい。。。なんと。。。)

経済を活性化すると行っても、やっぱりインフラ的にはかなりきついらしい。電気がまだ行き届いていないし、資金を拠出する銀行もない(そもそも身分証明をできない人が多すぎて銀行で個人の管理ができないらしい)。マイクロファイナンスをやろうにも、バングラデシュのようにコミュニティベースの社会ではないらしく(?)お金を借りるために連帯責任を負うグループも組成できないんだとか。

そもそも社会主義的な仕組みに慣れてしまって政府に頼る(最近では資金援助に頼る)というマインドが蔓延しているとも。また、国自体は官僚的で汚職がひどく、どうにもならん、と。

みんな農業をベースに生活をたてているらしい。鉱物資源はあるらしいのだが、政府がライセンスを中国企業に売り払ってしまって、中国企業は現地の労働者を安く使って取れた鉱物をせっせと中国に運んでいるらしく、地元にはお金が落ちないようだ。
(中国人は売春宿まで作らせて豪勢に暮らしてやがる、と僕の友達(Blogで時々紹介しているロシア人の女性)は憤慨していた・・・)

(これに関連したグローバリゼーションやCSRの問題点はコンゴでのケースをもう少し詳しく書いたのでこちらをご参照。→「MBAにある『最先端』の授業:CSR」)

で、色々と彼女の話はおもしろかったのだけど、そのなかでも教育関連のエピソードを。

タンザニアは小学校7年間が義務教育で、ここ近年の努力で就学率は極めて高いらしい。一方で中学への進学率が20%にも満たないという状況で、学校の数が少ないというよりも教員の数が少ないことが問題になっているようだ。
(エイズが国民的問題で、毎年エイズで先生が1,000人単位で亡くなっているのだとか!)
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(みんなでお昼寝・・・人数多すぎ・・・)

で、教師の人数が少ないことに加えて質が極めて低い。やる気がない一方で過剰な体罰も多いのだとか。

教育は公立では現地語、私立では英語で行われているらしく、小さい時から英語で教えるという発想はそれはそれでいいのだが、実際に見学しに行ってみたらその内容に驚愕したのだとか。先生はそもそも英語が得意ではないのだが、とにかく先生が言ったことを復唱する。質問はなし。解説もなし。復唱し、暗記する。生徒が前に出てきて、同じ文章を暗唱し、後の生徒が繰り返す。その生徒が間違ったら他の生徒も間違ったまま繰り返す。。。と、そんなレベルで、あれでは何を教えているのかもわからん、と。
画像


まあ日本の英語教育も大差ないんちゃうかなと思ったが(笑)
(少なくとも僕が習った中学時代の英語の先生よりはもはや僕の方が英語がうまい気がするし(少なくとも聞く・話すについては))

このあたりの話は彼女自身がBlogにも書いているので興味があればぜひ。
といっても、忙しかったりネット環境がなかったりで、2ヶ月間でたくさん書くと意気込んでいた割にはあっとう間にすべてのエントリーを読める量しかないけど(笑)
ただ写真は綺麗です。
(彼女は僕のOxfordでの写真の先生なわけです)

Oxford Comes To Africa

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レイバン ウェイファーラー
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わたし、Kivaでちょこちょこ投資をしてるんだけど、タンザニアの投資先は結構よくみるので、意外でした。そっか。。。それらは、機能している稀な例なのかな。たとえば http://www.kiva.org/about/aboutPartner?id=87
Kivaは少額でできるのはいいのだけど、投資する瞬間の感覚をそのあと引きずれない(言葉の問題、りそーすのもんだいなんだろうけど、投資後の状況のアップデートは少ない)。

それにしてもこの人の写真、きれいだねー。うっとりしてしまいました。
lat37n
2009/09/04 22:38
どうなんだろうね。彼女が現地で聞いてきた話を又聞きしているだけなので本当のところどの程度問題なのかはよくわらかないな。

なお、写真については、彼女の写真はこちらで山ほど見れます。
http://www.flickr.com/photos/last_gerbera/
AK
2009/09/04 23:13

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